質流れにならない4つの方法とは?名古屋の質店主が解説
質屋のサービスをご利用いただく際に、多くのお客様が気になるのが「質流れ」という仕組みではないでしょうか。質流れとは、質屋が融資する上で必要不可欠な仕組みで、安全な融資を受けるための大切なシステムです。本記事では、質流れの基本的な仕組みから防止策、また、多くの方が質流れ品を買い求める理由まで、質屋を利用する上で知っておきたい重要な情報を詳しく解説いたします。
質流れの基本知識とその仕組み
質流れとは、お客様が質屋に品物を預けて融資を受けた際、定められた期限内に期限の延長や返済をされなかった場合、品物の所有権が質店に移る仕組みです。質流れとなった品物を質流れ品と呼びます。この流れは質屋営業法に基づいて定められており、東京、大阪、愛知といったエリアにかかわらず全国の質屋の質預かりに共通して適用されます。
参考:「質屋でお金を借りると金利無料で質入れが可能!名古屋の質店主がその方法を解説!」
質流れとは品物の所有権が質屋に移ること
「質預かり」の流れは、お客様が貴金属やロレックスなどの腕時計、ブランドバッグや財布、ジュエリーなど、価値のある品物を質屋に持ち込み、査定を受け、その査定金額の範囲内で希望額の融資契約を結びます。
契約時には店頭で、質流れとなる期限(流質期限)や利息、品物の引き取りなどについてご説明しながら手続きを進めさせていただきます。その際、質札と呼ばれる預かり証をお渡しします。この質札にも質流れとなる期限は記載されています。
流質期限内に、質料のお支払いによる期限の延長や、返済により預けた品物を引き取りに来られなかった場合は、預けた品物の所有権が質屋に移り、この時点で質流れ品となります。買取の場合は品物をお売りいただいた時点で所有権が質屋に移りますが、質預かりの場合、質流れになるまで品物の所有権はお客様側にあります。
当店、名古屋の質屋 金蔵(キンゾー)では「質流れに関する詳細」についても明確にご説明し、お客様が安心してサービスをご利用いただける環境を整えております。
一般的な質屋では、質流れや質預かりに関する情報は各質屋のホームページに記載されておりますが、ほとんどの質屋が「買取をメイン」としているため、質預かりや質流れに関する情報が掲載されていないケースもありますので、このページで詳しくご説明いたします。
質流れになる期限
質流れの期限は質屋営業法により最短で3ヶ月と定められており、質入れ日(ご契約日)から3ヶ月となります。期限の延長や仕組みは、質入れ時に詳しくご説明させていただいており、ご不明点はご質問いただければ、ご理解いただけるまでお答えしますのでご安心ください。査定額に関するお問い合わせを除き、電話やメール・LINEにて事前にご確認いただくことも可能です。
質屋に品物を預け、質流れ品となるまでの期間の数え方には2種類あります。一つ目が満月計算、二つ目が暦月計算と呼ばれます。
満月計算
満月計算とは品物を預けた日を起算日としてその次の月の同日までを1ヶ月と数える計算方法です。例えば、5月15日に質入れをした場合1ヶ月目は6月15日、2ヶ月目は7月15日、3ヶ月目の流質期限が8月15日となり、この日までに元金も利息の返済も無い場合、預けた品物は質流れ品となります。
暦月計算
一方暦月計算では借入日に関わらず、借入を行った月の月末までを1ヶ月と数える計算方法です。同じく5月15日に借入を行った場合、1ヶ月目は5月31日、2ヶ月目は6月30日、3ヶ月目の流質期限が7月31日となり、同じくこの日を過ぎると預けた品物は質流れ品となります。
どちらの計算方法を採用するかは各質店の運営方針によりますが、当店を含む大半の質屋は前者の満月計算を採用しております。
流質期限までにお支払い(延長や返済)が困難な場合は質流れとなり、質入れで預けた品物が質屋の所有物(質流れ品)となります。質流れは、お金を返済する代わりに、品物で返済するという仕組みです。そのため、質屋からの借り入れは債務超過に陥る心配が一切ありません。しかし、預けた品物が投資目的の貴金属や高価なロレックスといった腕時計、思い入れのあるブランド品やジュエリーなどの場合、品物を諦めきれない方もおられることでしょう。そこでここからは、名古屋の質屋 金蔵(キンゾー)の現役査定士が、質流れにならないための4つのポイントについて詳しくお伝えいたします。
様々なお客様のご対応をさせていただいた中で、お預けいただいた品物を質流れにしないお客様には決まった特徴がございます。
質流れを防ぐための具体的な対策
まず、質流れを防ぐために最も重要なことは、1. 流質期限を確実に管理し、2. 月々の質料を滞りなくお支払いいただくことです。また、3. 期限の延長も可能で、4. 質入れしたお品物の価値が借入金額を上回っている場合は、その差額分(残価)を返済に充てることで、延長に役立てることができます。
この流質期限の管理・毎月の支払い・延長・再質入れといった4つのポイントを押さえておくことで預けた品物が質流れ品となる可能性を限りなくゼロにすることができます。
1. 流質期限の管理
質流れを防ぐための第一の対策は期限の管理です。多くの方は1ヶ月毎に質料をお支払いいただくため、流質期限は常に3ヶ月後が保たれますが、一部、3ヶ月後の流質期限まで質料を溜めてしまう方もおられます。このような方は契約時にお渡しする質札に記載された期限を常に意識し、適切に管理する必要があります。
質屋では期限に関する通知は行っておりません。そのため、流質期限はお客様自身で管理していただかなければなりません。流質期限は質入れの契約時に店頭で説明が行われ、質札にも記載されております。
1ヶ月ごとに質料をお支払いいただく大半の方は流質期限の心配をする必要は全くありませんが、流質期限ギリギリまで質料を溜める方は、質入れのご契約時にスマートフォンのカレンダーやリマインダーに流質期限の登録することをお勧めします。その際、流質期限「当日」に気が付いても、お支払いが困難な可能性もありますので、期限の10日ほど前(休日の間隔など、ご自身のライフスタイルに合わせて)に流質期限が近いことを知らせる通知が届くように設定していただくことが望ましいです。
また、流質期限が記載されている「質札」は常に持ち歩く財布などの中に保管しておくことをおすすめします。そうすれば紛失の心配も少なく、いつでも期限をご確認いただくことができます。その際、入れておく場所を「1箇所」と決めておくと良いでしょう。財布、カバン、手帳、スマホケースなど、日によって保管場所を変えないことで、後々探すのも楽になります。
質入れを複数口行っており、質札が何枚もある場合も同様です。営業時間内であれば、お電話で流質期限の確認は可能ですが、質流れの期日は個人情報のため、質入れをされたご本人様以外からのお問い合わせには一切お答えできません。
その他、質札を紛失してしまった場合は、早急に店頭までご連絡ください。利用した質屋の電話番号をスマートフォンに登録しておくと、いざという時にすぐに連絡することもできるのでおすすめです。
| 名古屋の質屋 金蔵(キンゾー) |
| 052-681-1300 |
2. 質料の支払い
流質期限までに質料をお支払いいただくことで、質流れとなる期限を延長することが可能です。延長できる期間は1ヶ月単位で、質料1ヶ月分につき1ヶ月延長することができます。この場合の「1ヶ月」とは、質料を支払った日からではなく、「流質期限から1ヶ月」となります。
満月計算を採用している質屋で1ヶ月分の質料を支払った場合、流質期限の翌月の同日が新たな流質期限となります。暦月計算を採用している質屋で1ヶ月分の質料を支払った場合は、流質期限の翌月の末日が新たな流質期限となります。
例えば、7月8日に質入れを行った場合、満月計算では質流れの期限が3ヶ月後の10月8日となり、この日を過ぎると品物は質流れ品となります。質入れから1ヶ月後の8月8日に利息を含めた元金の返済ができない場合、8月8日に1ヶ月分の質料を支払うことで、10月8日の質流れとなる期限は11月8日まで延長されますが、8月8日に質料をお支払いいただかない場合の流質期限は変わらず10月8日のままです。
質料を毎月お支払いいただくことで、質流れとなる期限は常に3ヶ月が保たれるため、預けた品物が質流れ品となるリスクも3ヶ月後となります。この「3ヶ月」という期間を維持し続けることが預けた品物を質流れ品にしないための重要なポイントです。
事故や入院、長期出張といった不測の事態により、お支払いが難しくなる可能性に備える役割を、この3ヶ月という保険期間が担っています。一方で、流質期限ギリギリまで質料を溜め、期限の延長や返済を行う方は、ご自身の判断によりリスクと隣り合わせの状況を選択しているともいえます。
質料を毎月お支払いいただければ、返済時は(元金+1ヶ月分の質料)ですが、質料を流質期限まで溜める方は(元金+3ヶ月分の質料)と、預けた品物が質流れ品となるリスクに加え、金銭的な負担も大きくなります。
質入れした大切な品物を質流れ品として手放さないためにも、月々の質料を溜めずに支払うことが、質流れを防ぐ最善策です。
3. 延長資金の調達と代替手段
万一、期限までに延長や返済が困難な場合は、追加で品物を質入れすることで資金を確保し、返済や延長に充てることもできます。
例えば、30万円分の品物を質入れし、3ヶ月後の流質期限の際に、期限を延長するための1ヶ月分の質料をご用意いただけなかった場合を考えてみましょう。このような際には、お手元の別の品物を新たに質入れし現金化することで、質料に充て、最初にお預けいただいたお品物の質流れを防ぐことが可能です。
ただし、新たに質入れされたお品物にも別途流質期限が設定され、質料が発生いたします。複数のお品物をお預けいただく場合は、それぞれの流質期限や質料を管理していただく必要がございますので、注意が必要です。追加でお預けいただいたお品物については、最初とは別の新しい質札を発行させていただきます。
また、複数の質札の管理が不安な場合は、最初に質入れした品物の返済金額(元金+3ヶ月分の質料)を超える金額で、新たな品物を質入れすれば解決できます。30万円で質入れした品物の流質期限に返済する金額が33万円であった場合、33万円以上の新たな品物を再度質入れしていただけたら、新たな品物と引き換えに最初に質入れした品物を引き取ることが可能です。
このように、最初に質入れした品物だけで解決しようとせず、他のお手持ちの品物を上手に活用することで、お支払いが難しい状況でも複数の選択肢を生み出すことができます。その結果、質流れを避けつつ、大切なお品物が質流れ品とならずにお手元へお戻しいただける可能性が高まります。
4. 質入れする品物と金額
必要な金額やお品物によっては、1点のお品物であっても、流質期限を延長できる場合があります。
例えば、30万円が必要な状況で、査定額が100万円のロレックスを質入れしたとします。この場合、実際のお借入金額は必要な30万円のみで問題なく、査定額いっぱいの100万円を借りる必要はありません。その後、流質期限までにご返済や期限延長が難しい場合、お借入金額を増額することで対応できる場合がありますが、2点、注意点があります。
1点目は、「増額」とはいえ、厳密には一度ご返済いただき、同じお品物を増額した金額で再度質入れし直す扱いとなることです。当店では、再契約に際し実際に返済金額をご用意いただく必要はなく、再質入れ金額から返済相当額を差し引いたうえでご契約いただけますのでご安心ください。質入れから3ヶ月後の流質期限時に返済する通常の場合(元金 + 3ヶ月分の質料 = 返済金額、その後に再度質入れ)となりますが、当店の場合(元金 + 3ヶ月分の質料 - 再度質入れする金額)が可能です。つまり、延長・返済に必要な現金の手持ちや新たな品物が無くても、品物の価値に対して当初の借入金額を抑えておけば、質流れを回避でき、預けた品物が質流れ品となることも無いということです。
2点目の注意点は、品物の価値(当初100万円の査定額)が日々変動しているため、再度質入れする時の査定額が同額とは限らないということです。価値が上がり100万円より高くなっていることもあれば、価値が下がり以前より安くなっているかもしれません。つまり、借入金額に対して余裕を持って借入できる品物を選択することが大切になるということです。
質流れ品に信憑性があるのはなぜ?
一部の質屋では質流れ品を自社で販売しています。自社独自の通販サイトで質流れ品の販売していたり、有名なネットショッピングモールなどに質流れ品を出品することもあります。時には「質流れ品大セール」や「質流れ品バザール2025」などのイベントを百貨店等で行っており、数多くのブランド品が山のように積み上げられ、多くの来場者で人気を博しています。関西は神戸市にある阪神百貨店で行われる「質流れ品第バザール」は有名で、2025年時点で42回も開催されているようです。
近年、歴史的な円安の影響でインバウンドの増加に伴い、海外からの来場者も多く、安い価格で品質の高い質流れ品(ブランド品)が購入できると、一人数十点ものブランドバッグなどを手にして本国に帰る方も多いようです。しかしなぜ、この質屋の質流れ品は多くの方から定評があるのでしょうか?その原因を詳しく解説いたします。まずは質屋における質預かりの流れからご覧ください。
質屋の質預かりとは
質預かりは、品物と身分証明書さえあればどなたでも迅速に現金調達が可能です。銀行融資のような複雑な審査がなく、商品を持参すれば即座に融資を受けることができます。また、信用情報に影響しないため、他の金融サービスに影響を与えることもありません。
質預かりの利用の流れとしては、まず店頭で身分証明書をご提示いただき、お持ちいただいた品物の査定を行います。査定は、ブランド、状態、市場価格などを総合的に評価し、融資可能な金額をご提示します。当店を含め、多くの店舗で査定は無料で、お客様がご納得いただけない場合は契約をお見送りいただくことも可能です。査定後、契約内容に同意いただければ、その場で現金をお支払いします。
当店のように年中無休で営業している質屋は少ないため、ご来店前に営業時間や店舗情報など各質屋のホームページでご確認ください。当店、名古屋の質屋 金蔵(キンゾー)は毎日10:00〜19:00で営業しており、来店時の予約等は一切ご不要です。いつでもご都合の良いタイミングで、質入れ・延長・返済が可能となっております。最寄駅は地下鉄名港線「日比野駅」3番で入口を出て、西(右手方向)に約600m。店舗出入口前には2台分の駐車スペースも完備しておりますので、お車での来店の際はご自由にお使いください。
一般的な質屋では、金やプラチナなどの貴金属、ブランドの時計やジュエリー・バッグ・財布、電化製品、電動工具、楽器など様々な品物を取り扱っておりますが、取り扱う品物は質屋によって異なります。ブランド品やジュエリーの偽物は昔から数多く存在し、各ブランドも常に様々な対策をしております。偽物には価値はなく、販売行為も違法ですが、消費者側も購入しない事を徹底しましょう。
参考:「質屋で担保になる金やブランド品以外の意外な品物?名古屋の質店主が解説」
ブランド品の偽物は、個人取引の多いフリマアプリや、偽物を販売するWebサイトでも数多く確認されております。偽物と知らずに販売・購入する方もいれば、偽物と認識して販売・購入する者もおり、当店に持ち込みがあった場合は厳しく対応します。また、特に以下のブランドは偽物が多く流通しているため、正規店や信頼できる店舗での購入をおすすめします。
偽物の流通が多いブランド
ロレックス
(ROLEX)
オメガ
(OMEGA)
タグ・ホイヤー
(TAG Heuer)
パテックフィリップ
(PATEK PHILIPPE)
オーデマ・ピゲ
(AUDEMARS PIGUET)
ウブロ
(HUBLOT)
エルメス
(HERMES)
シャネル
(CHANEL)
ルイ・ヴィトン
(Louis Vuitton)
クロムハーツ
(CHROME HEARTS)
グッチ
(GUCCI)
プラダ
(PRADA)
ロエベ
(LOEWE)
フェンディ
(FENDI)
ディオール
(Dior)
セリーヌ
(CELINE)
バレンシアガ
(BALENCIAGA)
ボッテガ・ヴェネタ
(Bottega Veneta)
カルティエ
(Cartier)
ブルガリ
(BVLGARI)
ティファニー
(Tiffany)
ヴァン クリーフ&アーペル
(Van Cleef & Arpels)
クリスチャン ルブタン
(Christian Louboutin)
モンクレール
(MONCLER)
シュプリーム
(Supreme)
もちろん上記は一部のブランドですので、記載の無いブランドの偽物も数多く流通しております。
参考:「質屋に買取依頼した品が偽物だった場合バレる?名古屋の質店主が詳しく解説」
偽物の特徴と日本に流通する傾向
偽物の種類は幅広く、財布・バッグ・時計・ジュエリー・靴・服など幅広いジャンルのブランド品が模倣対象となっております。一部では「N級品」「S級品」と称される、外見や質感が本物同様と言われる物もありますが、実際はプロが見ればすぐにわかる粗悪品です。日本国内では悪質な業者が、若年層や知性の乏しい者に向け、違法な偽物の販売をおこなっております。見栄を張るために価値の無い偽物で着飾る浅はかな人が多いことも問題となっています。
このように、誰もが知る一流ブランド(ロレックス、エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトンなど)の偽物を中心に、その時代の流行によって一時的に人気の高まったブランドなどのバッグ・財布・ジュエリー・時計・服など人気のある物なら何でも偽物は存在します。
参考:「質屋が偽物やブランド品のコピーを買取る可能性?名古屋の質店主が解説」
査定の重要性と質流れ品の信頼性
偽物と知りながら質屋に販売する行為は違法であり、当店でもその場で警察に通報させていただきます。当然私たち質屋が偽物と知ってそれをお客様に販売することも違法です。そのため、質屋の査定士は常に真贋を判別する能力を磨いておく必要があります。
質屋の査定士が偽物を見極められる理由は、日々多くの本物のブランド品を鑑定することで培った豊富な経験と知識により正規品の作りを熟知しているからです。偽物の手口や流行、ブランドごとの最新仕様・真贋ポイントを継続的に学習し、これらの各ポイントから総合的に判断することで精巧な偽物でも細微な違和感から見抜くことが可能です。
そのため、質屋の質流れ品に偽物がある可能性はゼロと言っても過言ではありません。そういった質屋における信頼から、質屋で販売されている品物は、数多くの方に選ばれております。ただし、人気の質流れ品が全て、質屋から一般のお客様に販売されるかというと、そうではありません。
質流れ品のその後の行く先
質流れとなった商品は質店の所有物となります。質流れ品のほとんどは店頭で再販されると思っている方が多いのですが、実際は店頭販売だけでなく、自社のECサイトやネットショップを通じた販売、質屋など業者専門のオークション、百貨店で開催される販売イベント(バーゲンやバザール)、業者同士での直接の売買など、さまざまな流通ルートで日本国内に留まらず世界各国で販売されております。
質流れになった品物は取り戻せる?
一般的に質流れ品は取り戻すことはできません。ただし、流質期限内に期限の延長や返済をせず質流れとなった場合、質流れ品を質屋が売却するタイミングは質屋によって異なります。流質期限の翌日には、オークション会場に発送している場合もあれば、売却まで質屋で保管している場合もあるかもしれません。仮に品物が売却前で質屋に保管してあったとしても、所有権は質屋にあるため延長や返済が可能とは限りません。流質期限を過ぎて延長や返済を希望する場合は早急に質屋に連絡することをおすすめします。
また、自社の店頭やECサイト、通販サイトで質流れ品の再販を行っている質屋の場合、販売されている品物の中から自分の物を探して購入することは可能です。しかし購入するには、質入れ金額に質料を加えた返済金額より高額になることは間違いありません。このようなことにならないためにも、流質期限の管理、質料の支払い、延長資金の調達と代替手段、質入れする品物と金額など、先ほどお伝えしたポイントを念頭に置き、期日の管理を行っておく必要があります。
質流れを回避するために
これまでにお伝えした「4つのポイント」を念頭に置きつつ、まずは返済計画を明確に立てることから始めましょう。借入金額と質料、期限を考慮し、無理のない返済スケジュールを立てることが大切です。
返済資金の確保も重要な準備の一つです。質入れで借入した金額だけでなく、質料分も含めた総返済額を事前に計算し、期限までに準備できるよう計画を立てましょう。また、防ぐ対策として、月に一度は月の締め日や流質期限までの残り期間を把握することをお勧めします。特に複数口に分けて質入れしている場合は、それぞれの期限を表やメモなどで一覧にして、視覚的に管理することも重要です。
期限を確認・管理する際は、日付と質料の把握の他に、質料を含めた返済に必要な金額も常にわかるようにしておきましょう。
金蔵の質料1ヶ月分無料キャンペーン
質預かり専門店の名古屋の質屋 金蔵(キンゾー)では、ご新規様特典として「質料1ヶ月分無料」のキャンペーンを行っております。
このキャンペーンをご利用いただくと、質入れを2ヶ月ご利用の場合の返済金額は( 元金 + 質料1ヶ月分 )本来は質料2ヶ月分のため、質料1ヶ月分がお得!質入れを3ヶ月ご利用の場合の返済金額だと( 元金 + 質料2ヶ月分 )本来は質料3ヶ月分のため、質料1ヶ月分がお得!もちろん4ヶ月以上の質入れでも1ヶ月分の質料が無料になります!
キャンペーンの対象は、当店での質入れが初めての方(1組様につき1回)で、ご来店時にスタッフに下のキャンペーン画像をご提示いただくだけ!(ご提示がない場合はキャンペーンの対象外となりますのでご注意ください)

まとめ
質流れは質屋を利用するにあたって無くてはならないシステムであり、これは質預かりを利用する人が返済が困難な際に、催促や取立てもなく、債務を残さず安全に生活できるための仕組みです。質預かりの利用時は、質料を溜めず毎月きちんと支払い、流質期限をしっかり管理。困った際は早めに相談するなど、基本的な対策を実践することで、質流れのリスクはほとんどありません。
質屋の質預かり(質入れ)は、急な資金需要にお答えできる有効な手段です。その特性を理解した上で、どなたでもお気軽にご利用ください。当店では、お客様が安心してサービスを利用できるよう、ご利用時のサポートにも力を入れておりますので、質入れのご利用でご不明な点は解決するまでお尋ねください。
質屋の「質流れ」というシステムが、皆様が安心・安全に借入できるための仕組みだと、ご理解いただけたことで質屋のサービスをより有効に活用いただけることを願っております。
最後に、当店で質入れにおすすめの品物をご紹介させていただきます。当店は金やプラチナなど貴金属の質入れ価格が業界最高値となっており、当日相場の92%で質入れが可能です。持ち運びが楽で高額な借入が可能な貴金属の質入れなら「質預かり専門店」の名古屋の質屋 金蔵(キンゾー)にお任せください。

